療法士業界に何故政治力が必要なのか?

自民党の総裁選が終わり、今は

解散総選挙関連のニュースが

日々飛び交っていますが、来年

1月に三重県で働いている若干

35歳の理学療法士、中田耕平

さんが津市の市議会議員選挙に

挑戦するそうです

 

色んなSNSを通じて中田さん

は意見交換させて頂いて

いますが、理学療法士という

仕事が好きなだけでなく、

『リハビリテーション』という

言葉の意味もしっかりと理解

出来ている、情熱だけでなく、

ユーモアも兼ね備えたとても

魅力的な男です

 

今回は中田さんの挑戦を紹介

するだけでなく、この機会に

療法士業界に何故政治力が必要

なのかを私なりに考えてみたい

と思います

正直、数年前まで私も政治に

全く興味がありませんでした

 

今も理学療法士として政治に

強い関心があるかと言えば噓に

なるかもしれません。。。

 

ですが、今は理学療法士協会

(連盟)が国会議員を出す事に

躍起になっている意味はある

程度理解出来ています

 

的に言うならば『理学療法士

という仕事を守れるのは理学

療法士だけ』という事です

 

の言い方をするならば、全国

にいる理学療法士の声を国に

届ける為に政治力(国会議員)

必要なんです

 

理学療法士という仕事がいかに

国民にとっての利になるのかと

いう事を国に伝える為に政治力

が必要なんですよね

 

現場だけでなく、SNSでもよく

見かけるのが理学療法士の給与

や将来性の話

 

そういった声が思わず出て

しまうのは、同じ理学療法士と

て重々理解出来ます

 

ですが、同時にこうも思います

 

『給料上がらんと不平不満を

言い続けた所で何も変わらん

よね』

 

悲しいかな、年収が上がらない

事を逆手に不安を煽り、若

療法士をマルチ商法(ネット

ワークビジネス)に勧誘しよう

とする人まで出て来る現実

 

同職種からむしり取る方法を

考えるのではなく、どうやった

ら理学療法士が働き続けられ

環境を作れるか、ある程度の

年収を確保出来るかを考え

ませんか?

 

その方法の1つが政治力を持つ

事なのではないでしょうか?

 

過去の私自身がそうであった

様に、多くの人がこう思って

いるのではないでしょうか?

 

『国会議員が1人くらい増えた

所で一緒でしょ』

 

直、療法士の国会議員が1

増える事の意義は私も

わかりません

 

ただ純粋に自分達の声を国に

対して代弁してくれる人が

増える

 

少しでも届けられる声が大きく

なるのなら、同じ仕事をして

いる者として応援しませんか?

 

先日も中田さんと話す機会が

あったので、その時に個人的に

伝えた事としては

 

『政治活動を出来るだけ見える

化して欲しい』という事

 

つまり、可能な範囲で発信して

欲しいという事ですね

 

理学療法士協会の20213月の

計によると、会員の平均年齢

は約34

 

この平均年齢だからこそ政治に

目が向きにくい部分もあるかも

しれませんが、逆に捉えれば

SNS等を上手く使えば、巻き

込める世代だとも言えるのでは

ないでしょうか?

 

そして、今後の理学療法士の

将来を考える上で、この若い

世代に動いてもらわない事には

どうにもならないですよね。。

 

理学療法士連盟の活動により、

全国の会員の中には少なからず

政治力がいる事を理解している

人もいる事でしょう

 

一方で『国会議員になった後、

どの様な動き、活動をしている

のか全然わからない』と思って

いる人は『確実にいる』と私は

考えています

 

中田さんの今回の挑戦は国会

議員選挙ではなく市議会議員

選挙ですが、今までにない発信

力を持っている人だからこそ、

後輩達に伝わる活動をして

欲しいですね

『理学療法士が選挙なんて』

 

残念ながら、今でもこういった

声が根強いのは理解出来ます

 

価値観は人それぞれですし、

どう思うかは自由だと私も

思います

 

ですが、周囲の多くがそう

いった価値観だから『そういう

ものなんだ』と思い込むのでは

なく、政治活動を懸命に頑張ら

れている人達の声をしっかりと

自分の耳で聴いてから判断して

みてはいかがでしょうか?

 

少なくとも私は過去に実際に

講演を聴きに行き、感じた事が

あったからこそこういった記事

を書いている訳です

 

全ての連盟の方々がどういう

想いで動き続けておられるかは

わかりませんが、私自身は

 

『理学療法士という仕事を

守りたい』

 

『後進の道を作っておきたい』

 

という想いを感じたという事

だけは記しておきます

 

最後に1つだけ伝えさせて

下さい

 

療法士は『リハビリ

テーション』を生業とする仕事

ですよね

 

リハビリテーションを『その人

らしい生活を支援する』事と

するならば、療法士はその為の

知識や技術を本当に数多く

持っている重要な職種だと私は

感じています

 

例えば、癌の終末期の患者さん

にもリハビリテーションは

必要です

 

機能回復は難しいですが、

出来る事もあります

 

患者さんの最後の希望を叶える

為に残存機能の把握、家屋の

評価、福祉用具の活用、介護

サービスの提案、家族指導と

ありとあらゆる知識を総動員し

サポート出来るのは療法士なら

ではの強みではないで

しょうか?

 

実際に実現出来た時の患者さん

とご家族の嬉しそうな顔や涙、

心からの『ありがとう』や

看取った後のご家族の『出来る

事はしたので悔いは

ありません』という言葉

 

私にとって『理学療法士に

なって良かった』と感じる瞬間

であり、同時に療法士という

仕事は患者さんの人生だけで

なく、残される側のご家族の

人生にも関わる仕事なんだなと

思っています

 

今後高齢化社会が進む中で

療法士という仕事は益々大切に

なって来ると思いますし、我々

療法士が働き続けられる環境を

整える事は国民にとっても

プラスになると私は考えます

 

国民の為、そして後輩達の未来

を考える上でもどうしても政治

力は必要になって来るんです

 

怪しい、胡散臭いと蓋をするの

ではなく、まずは理学療法士

連盟や中田さんの活動に耳だ

でも傾けてみて下さい

 

少しだけでいいので興味を

持ってみて下さい

 

1人でもそういった後輩が出て

来たならば、この記事を書いた

価値があったと私は思う事に

します笑

ブログに関するご意見・ご感想

等ありましたら

 

こちら

 

までよろしくお願い致します