夫婦喧嘩を心理学的に科学する

前回のブログでは妻の怒りは

永久不滅のポイントカード、

夫の怒りはペナルティカードと

いう事を書きました

 

前回のブログはこちら

 

今回は様々な研究や心理学から

夫婦喧嘩を考えてみたいと

思います

 

2005年にインディアナ大学が

行った研究でわかっている事

ですが、恋愛関係を崩壊させる

コミュニケーションのパターン

として『デマンド・ウィズ

ドロー』があるそうです

 

恋愛関係に限らず、仕事関係や

友達関係でも、問題が起きる時

というのは、どちらか一方が

何かしらの不平や不満を抱えて

それを伝えてくるという所から

始まるのではないでしょうか?

 

デマンド・ウィズドローという

は、一方が不満を伝えたり

改善を要求した時に、それを

ちゃんと受け止めるのではなく

話をそらしたり、

 

ただ単に黙ってその場をやり

過ごそうとするという様な

コミュニケーションスタイルの

事をいいます

 

既にお気付きの方もいるかも

しれませんが、夫婦喧嘩に

いてもデマンド・ウィズ

ドローが生じている可能性は

一定数あるのではないで

しょうか?

 

私のバイアスが過分に入って

いるのは否定出来ませんが、

押し黙っている側の多くは男性

ではないでしょうか?

 

夫婦喧嘩において男性が押し

黙ってしまう背景には『ダブル

バインド』があるのではないか

と私自身は考えています

ダブルバインド(二重拘束)とは

簡単に言えば矛盾した言動で

相手を拘束する事、身動きが

取れなくなってしまう状況に

追い込む事を言います

 

ちなみに夫婦関係だけでなく、

療法士業界の臨床実習の現場

でも未だにあるのではないで

しょうか?

 

『実習生のくせに勝手に動くん

じゃない!!』というPTの言葉

実習生が萎縮してしまい、

動けずにいると『何しに実習に

来たんだ!!』と言う

 

自主的に動いても怒られる、

動かなくても怒られる

 

こういう状況になると実習生は

どうすればいいのかわからなく

なるのは容易に想像がつきます

よね。。。

 

話を夫婦喧嘩(恋愛関係に

いても同様)に戻しますが、

こういった展開に陥ってしま

った経験はないでしょうか?

 

女性側が不満を伝える男性は

話を聴いている女性から

『意見はないの?』『黙って

ないで何か言ってよ』的な事を

言われる

 

男性は自分なりの意見を

言おうとする女性『そんな

言うけど、あの時は。。。』と

過去の話と今の不満を結び付け

ようとするげんなりする男性

 

前回のブログでも書きましたが

女性達は永久不滅のポイント

カードを持ち続けている可能性

が高く、そのポイントは何度

使用しても消える事は

ありません

 

永久不滅ポイントを貯める

キッカケを作ったのは男性かも

しれませんが、自分の意見を

伝える度に過去の話をぶり

返される現状に男性が押し

黙ってしまう(火に油を注ぐ

のを止める)のはある意味致し

方ないと思うのは私が男性

だからでしょうか笑

 

もちろん女性が男性側から

ダブルバインドを受けている

パターンもあるとは思いますが

 

結果的にどちらのパターンに

よ、意図せずデマンド・

ウィズドローが生じてしまって

いる可能性はあるのではないで

ょうか?

 

夫婦喧嘩が起こるとお互い感情

が高ぶってしまい、冷静な判断

がしにくくなるとは思いますが

 

相手が押し黙ってしまった時

には『ダブルバインドが生じて

いないだろうか?』と一度振り

返ってみて欲しいですね

 

容易に想像がつくと思いますが

ダブルバインドを受けている側

は精神的にかなりの負担が

かかります

 

一方で、打つ手立てがなく

(に相手に精神的にしんどい

と伝えても『甘えるな』的な

展開になる可能性アリ)途方に

暮れてしまっている可能性も

考えられます

 

正解等ありませんが、まずは

 

①デマンド・ウィズドローは

人間関係を崩壊させる可能性

がある

 

②その背景にはダブルバインド

が生じている可能性がある

 

③ダブルバインドはかなりの

精神的ストレスに繋がる

 

この3点を知る事が大切では

ないでしょうか?

 

少しでも思い当たる節がある人

は今一度振り返ってみて下さい

 

あなたと相手の関係は鬼舞辻

無惨と下弦の鬼の様になって

いませんでしたか?

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