お金で幸せは買えるのか?

『お金持ちになりたい』

 

1000万くらい稼げるように

なりたい』

 

社会人として働いていれば、

1度や2度そんな事を考えた事が

あるのではないでしょうか?

 

人はお金を稼げば稼ぐ程、本当

に幸せになれるのでしょうか?

 

様々な調査結果等を見ていると

 

お金で幸せは(ある程度まで

しか)買えない

 

『お金の使い方が大切』

 

という事になります

 

まず年収に限っていえば、給料

アップによる幸福度の上昇は

平均して1程度しか続かない

そうです

 

33500件の年収データを分析

したバーゼル大学の調査に

れば、多くの人は給料が

アップした直後に大きく幸福度

が上がり、その感覚は1年まで

昇を続けます

 

しかし、給料アップの効果が

得られるのはそこまでで、1

が過ぎた頃から幸福度は急降下

を始め、それから3年もすれば

ほぼ元のレベルまで戻っていく

との事

 

わゆる外発動機付けである

昇給や賞与から得られる喜びは

実に短命だという事ですね

 

金で幸せがある程度までしか

買えない理由としては『慣れ』

があるからです

 

心理学では『快楽のウォーキン

グマシン』と言うのですが、

例えば宝くじで1億円が当た

ればめちゃくちゃ嬉しい

ですよね

 

でもこの喜びも長くて1年程度

で元に戻ってしまいます

 

1億円がある』という現実が

新たな幸せの基準になり、すぐ

にその上の状態を求め始める

からで

 

同じ様に私はラーメンが大好き

なのですが、初めて食べた時に

『ウマッ!!』と鳥肌が立った

今でも大好きなお店があります

 

ではどのタイミングが1番感動

したかといえば、間違いなく

初めて食べた時です

 

今も安定して美味しいラーメン

を出してくれるので重宝して

いますが、既に美味しい事は

わかっているので、1杯目程の

感動はもうない訳ですね

 

これも『慣れ』なのかも

しれませんね

 

話をお金に戻しますが、お金

から得られる幸福は相対的に

決まりやすいという側面も

あります

 

つまり、年収アップの喜びは

給与明細の絶対額ではなく、

他人がもらう給料との比較

決まる部分があります

 

例えば、私が百万長者だったと

しても、周囲が億万長者ばかり

だったら幸福度は上がりません

 

苦労して高価な腕時計を買った

としても、友人がより高い

腕時計を持っていれば、そこ

から得られる幸福感は低下して

しまいます

 

これは心理学で『ランク

所得説』と呼ばれる現象で、

8万を超す観察研究で何度も

確認されているそうです

 

例え人の何倍もの年収を稼いだ

としても、自分が今いる環境に

よっては幸福感は低下すると

いう事ですね

 

こういった視点からお金

稼げる事と幸せは必ずしも

イコールではない事が考え

られます

一方でお金の使い方に関する

興味深い調査があります

 

社会科学研究者マイケル・

ノートン氏の調査によると、

『物』にお金を使うより

『体験』にお金を使う方が、

幸福度が高いという結論が出て

いま

 

旅行やパーティー等のイベント

では、計画段階から幸福度の

上昇が始まり、当日または前日

に幸福度はピークを迎えます

 

更に旅行等の楽しい思い出は、

いつまでも記憶に残り、幸福感

が長続きします

 

それどころか時が経てば経つ

ほど、2度と体験出来ない

かけがえのない思い出として、

価値を増していく事さえ

あります

 

様々な調査をまとめるならば、

お金を稼ぐ事による幸福度の

上昇は一時的であり、時間の

経過とともに『慣れ』が生じて

しまう

 

幸福度という部分に目を向ける

のであれば、更なる年収アップ

に目を向けるよりも今あるお金

を何に使うのかの方が大切なの

かもしれませんね

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