理学療法士として働いて17年
色んな患者さんや利用者さんと
コミュニケーションをとって
来ましたが、よく喋るのは
圧倒的に女性が多い印象が
あります
今まで関わって来たデイケア等
の利用者さんを振り返っても、
女性のグループは会話が盛り
上がっており、男性のグループ
は難しい表情で静まり返って
いる印象が強い
女性の方がよく喋る理由は諸説
あると思いますが、１つ面白い
研究結果を見つけたので紹介
させて頂きます
アメリカのメリーランド大学の
研究によると、男性が1日に
発する単語数は平均7000語なの
に対し、女性は平均20000語
女性は男性の3倍近くも
おしゃべりだという事に
なります
これには『言語遺伝子』とも
呼ばれる脳内のFoxp2という
たんぱく質が関係していると
考えられており、3歳から5歳の
女児の脳を調べたところ、女児
は男児に比べFoxp2の値が約30%
も高かったそうです
また女性はおしゃべりに夢中に
なってる時、快楽をもたらす
脳内の神経伝達物質である
ドーパミンが盛んに分泌されて
いるとの報告もある
つまり、おしゃべりをしている
時の女性は『ランナーズハイ』
ならぬ『おしゃべりハイ』の
状態になっており、話している
と気持ちが高揚してますます話
が止まらなくなってしまうのだ
反対に1日に6000語以下しか
喋れないと、それだけで女性の
脳はストレスを感じやすくなる
との事
夫婦関係において多くの妻は、
夫に対して『会話の時間を
もっと増やしてほしい』と
望んでおり、夫婦間の会話が
少ないことに不満を感じて
いるそうです
実際、女性患者さんのカウン
セリングでも、夫に対する不平
不満として真っ先に上がるのが
『夫が話を聞いてくれない』
つまり、女性は喋る事で
ストレスを解消している可能性
が考えられます
確かにファミレス等のドリンク
バーを片手に延々と喋り続けて
いる女性達を時折見かけますが
本当に女性達は喋る事が
ストレスの解消に繋がっている
のでしょうか？
調べてみると、株式会社ナガセ
ビューティケアが全国の20歳代
～60歳代の働く女性を対象と
した『働く女性の「ガマン」に
関する意識調査』と題した
アンケート調査を実施されて
いました(調査期間：2020年
2月21日～23日、有効回答数
は500人)
調査の中でストレスに対する
対処方法を質問されているの
ですが
『好きなものを食べた・お酒を
飲んだ』(49.7%)が最も多く、
次いで『睡眠・休息をたっぷり
とった』(45.6%)『友達と
おしゃべりした・人に相談
した』(45.4%)がトップ3で、
この結果からも女性は喋る事で
ストレスを解消している可能性
が高いと考えられます
振り返って考えてみると、女性
達のランチ、女子会も効率的な
ストレス解消に繋がっているの
かもしれませんね
ランチでは美味しい食事＋知人
達とのおしゃべり、女子会では
美味しい食事＋お酒＋知人達
とのおしゃべりを通じてスト
レスを解消をすると同時に
ランチ・女子会ともに旦那の
愚痴という極上のデザートが
無料でついて来る事で余計に
ストレスが解消されるのかも
しれませんね
私を含む世の男性達は理解して
おかねばなりません
女性の長電話、やたらと長い
井戸端会議にも大きな意味が
あるのです
決して『いい加減にしろ』なん
て言ってはなりません
自分達の代わりに妻の友達や
ご近所さんがストレスを解消
してくれているのですから
ありがたや～、ありがたや～♪
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