人と話すのが苦手って実は思い込んでるだけかもしれませんよ

『人と話すのが苦手なんです』

と言う人、あなたの周りにも

結構いませんか?

 

2017年にJTBがインターネット

利用して2060人を対象に

行った調査では、コミュニケー

ション全般において『苦手』

『やや苦手』が全体の58%

過半数を占めたそうです

 

対人援助職であるはずの医療

介護業界にも結構いる印象が

ありますが、本当に人と話す

のが苦手な人が医療介護従事者

として働き続けられるもの

だろうかと思ってしまうのは

私だけでしょうか?

 

私は初対面の人と話す時でも

あまり緊張しないタイプなの

ですが、人と話すのが苦手な人

は緊張する事が多いのではない

でしょうか?

 

そしてその緊張感がコミュニ

ケーション能力を引き下げる事

で、余計に話せなくなったり

すると考えたりするのではない

でしょうか?

 

実はその考えは、グリニッジ

大学の研究で錯覚だとわかって

いるそうです

 

平均年齢25歳の大学生93人を

対象に行われた研究で、

いわゆる社会不安尺度のレベル

の高い人を集めています

 

人との会話やコミュニケー

ションに対する不安のレベルが

平均よりも上の人達を対象に

していますが、社会不安障害の

レベルではありません

 

つまり、治療が必要になる

レベルの社会不安ではなく、人

と話すのが苦手だとか会話を

するのが苦手だと感じている

レベルの人達です

 

験では、全員に3分間の

スピーチを3人の人達を前に

して行うという事と、3分間で

初対面の異性の事を出来るだけ

知る為に会話をしてもらうと

いう2つのタスクを行いました

 

と話すのが苦手な人達に

とっては、どちらも結構

ハードルの高い事だと思います

 

その結果分かった事として、

社会不安尺度のレベルが高く

社会不安を感じやすい人ほど、

そわそわしたり震えたり緊張を

表す様な行動は増えていました

 

そこだけで評価すると、やはり

社会不安を感じやすい人は緊張

や不安によってコミュ力が

下がるのではないかと考えそう

になりますが、

 

社会不安尺度のレベルが高くて

緊張や不安を表す行動が増えて

いたとしても、言語表現や言葉

の流暢さ等の社会的なパフォー

マンス評価には影響がなかった

という事も確認されたそうです

 

要するに『人と話すのが苦手』

という感覚はコミュニケー

ション能力には影響しないと

いう事になります

ここからは個人的な感覚になり

ますが『人と話すのが苦手』な

人の中には会話する際に

『何か話さなきゃ』『何を

話そう』という視点になって

しまっている人もいるのでは

ないでしょうか?

 

最初に紹介したJTBの調査では

半数の人がコミュニケーショ

ンに苦手意識がある一方で、

77%の人が『人の話を聞く事』

得意と回答しています

 

この調査結果を見た私の感想と

しては、未だに『コミュニケー

ョン能力=話す事(能力)

だと思っている人が多いん

だろうなと感じました

 

人と話す事が苦手な人、大雑把

に一括りにしてしまえばコミュ

ニケーションに苦手意識がある

人は『何を話そう』という視点

を『何を聞こう』に切り替えて

みれば、少しは緊張が緩和

されるのではないでしょうか?

 

JTBの調査結果からも人の話を

聞く事は得意な訳ですから

 

『人と話すのが苦手』な人は

まずは少々の苦手意識があって

緊張を感じていてもコミュニ

ケーション能力は低下しないと

いう事を知る事、そしてまずは

聴き手に回る事から始めてみて

はいかがでしょうか?

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