脳梗塞で3回倒れた理学療法士のZoom講演会

60名の参加者に集まって頂き、

オンライン講演会を無事に

終える事が出来ました

 

今回は以前からSNSを通じて

交流があった花城久子先生に

脳梗塞で3回倒れた経験を理学

療法士の視点から話して

頂きました

 

花城先生はいわゆる『当事者

セラピスト』(病を抱えながら

働いているセラピスト)

1人です

 

は以前から『当事者セラ

ピスト』の活動、講演に興味が

あり、花城先生の『話しても

いいよ』というご厚意に甘え、

今回の企画が実現しました

 

理学療法士の視点と当事者の

視点、両方の視点から話が

出来るって凄い価値があると

私は考えています

 

少しでも興味のある方は

424日に当事者セラピストの

4人が登壇するイベントがある

ので、是非参加してみて下さい

花城先生には私の方から無理を

言いまして『脳梗塞って実際

にはどんな感じなのか?』と

いうテーマを学生目線で話して

下さいとお願いをしました

 

今回の講演会には10人以上の

現役学生と当事者、当事者家族

医療介護従事者ではない人も

参加して下さっていたからです

 

結果的に学生達からの質問が

数多く出た事は、講師の花城

先生を含む現役医療介護従事者

にとっても頼もしく、新鮮な

気持ちになり、学生達に声を

掛けて下さった教員の先生方に

とっても嬉しい瞬間だった

そうです

 

講演会後『また次回も参加

したいです』という学生達が

多く、その学生達には『少し

でも価値を感じてくれたのなら

同級生や後輩を巻き込んで』と

伝えました

 

学生達にとってよく知らない

人達の輪、ましてや人生の先輩

ばかりの場に入るのって勇気が

いると思うんです

 

でも現場で働く先輩として学生

達に少しでも早く伝えたい、

知って欲しい事もあります

 

それを学生達は知る事で今後の

勉強の参考になったり、学習

意欲が高まる事に繋がります

 

同時に学生達が入って来

くれる事で現場で働く我々に

とっても、斬新な視点や純粋な

質問が学びや気付きになる事も

あると私は考えています

 

私に出来る事はこういった

キッカケ作りと地道な声掛け、

来てくれた学生を含む全ての

参加者に対するフォローと感謝

を伝える事のみです

 

不器用かつ要領の悪い私はバカ

1つ覚えの様にこれを繰り

返していく事しか出来ませんが

出来る事は精一杯やろう、

ただそれだけの事ですね

 

改めて学生を優先させたい私の

気持ちを汲んで頂いた参加者の

皆さん、本当にありがとう

ございました

質疑応答の中で『3倒れる前

に予防は出来なかったのか?』

というものがありました

 

花城先生は未だに検診

引っかかる事もなく、血圧は

むしろ低め、食事にも最大限

気を使っておられるとの事

した

 

つまり、理学療法士としての

知識、経験を最大限活かしても

倒れているという事実がある

そうです

 

食生活やストレス緩和に最大限

気を使っているから大丈夫と

いう単純なものではないという

事ですね

 

学生から出た障害受容に関する

質問に対して『治るんだったら

治して欲しい。けれどもこの

状態で生きていかねば

ならない』という言葉が

ありまし

 

これは私個人の意見ですが、

医療介護従事者は障害受容と

いう言葉を安易に使い過ぎでは

ないでしょうか?

 

さも出来ていない当事者が悪い

的な感覚になったりして

いませんか?

 

私を含め大半の医療介護従事者

に当事者経験がない為に、そう

いった発想になるのかもしれ

ませんが、極端な話

 

『障害は受容するもの』という

価値観から『障害は受容

出来ないもの(出来ない可能性

が高い)』に価値観を切り替え

た方が良いのではないで

しょうか?

 

花城先生の言葉にある様に、

患者さんは障害を抱え、不安と

戦いながらでも生きていかね

なりません

 

私達医療介護従事者に出来る事

は、その葛藤を抱えながら

ご自身の身体と向き合われて

いる方々の話をしっかり聴いた

上で、その人に最適なサポート

を試行錯誤しながら考えていく

事ではないでしょうか?

 

そして、その考えの幅を広げる

為には多職種で意見交換したり

他者の成功体験や価値観に触れ

る事も大切なのではないで

しょうか?

 

流会を含む私の企画は多職種

連携を目的に行っています

 

一方で私自身が今行っている

り組みが多職種連携を促進

出来ているのかは正直

わかりません

 

ですが、同職種や他職種の価値

観や考えを知る事、当事者や

ご家族のリアルな声や実体験を

聴く事は多職種連携にとっても

必要な部分である事は間違い

ないと思っています

 

これからも私の取り組みに賛

してくれる知人達の力を借り

ながら、患者さんだけでなく、

参加してくれる医療介護従事者

にとっても良い影響を与え

られる様な場を作り続けて

いきたいです

 

数多くの質問にイヤな顔1

せず答え続けて下さった花城

先生、本当にありがとう

ございました!!

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