今回は他者とのコミュニケー
ションの中でやってしまうと
関係性が崩れてしまう可能性が
ある2つの行動を自戒を込めて
紹介させて頂こうと思います
1つ目はファビング
簡単に言えば、会話中にスマホ
を見る行為の事です
2016年のベイラー大学の論文
でも、このファビングが近年
最も人間関係を壊したり、人間
関係のトラブルの原因になって
いると言われています
実際に、46%の人達が相手が
一瞬スマホを見るだけでも
ネガティブな気分になったと
いう経験をしていて、23%の
人達がファビングによって仕事
の関係や恋愛の関係や友人関係
に問題が起き、
37%の人達が相手にファビング
された事によって自分のメン
タルが悪化したという経験が
あるとしています
バージニア工科大学による研究
では100組を対象にスマホの
存在と親密性について調べ、
相手との会話中にスマホを
テーブルに置いたり、手に
持っていたペアは相手に対する
親近感や共感的な関心(相手は
どれくらい自分の事を理解
しようとしてくれていたか)が
下がっていたそうです
スマホの与える影響については
今後、様々な研究がされるとは
思いますが、無駄に人間関係の
トラブルを抱えたり、知らず
知らずの内に嫌われてしまい
たくないのであれば、
会話中はスマホはポケットや鞄
の中に入れて、相手から見え
ない様にしておいた方が良いの
かもしれませんね
2つ目は特に男性要注意の
デマンド・ウィズドロー
2005年にインディアナ大学が
行った研究で分かっている事
ですが、特に恋愛関係を崩壊
させるコミュニケーションの
パターンとしてこのデマンド・
ウィズドローがあるとされて
います
恋愛関係に限らず、仕事の関係
でも友達との関係でも、どちら
か一方に不満が生じた時に、
それをちゃんと受け止めて聴く
事が出来るのか、
それとも、とりあえずはぐらか
そうとするのかによって、その
先の関係は大きく違ってきます
デマンド・ウィズドローという
のは、一方が不満を伝えたり
改善を要求した時に、それを
ちゃんと受け止めるのではなく
話をそらしたり、ただ単に
黙ってひとまずその場をやり
過ごそうとするという様な
コミュニケーションスタイルの
事を言います
何か問題が起きた時には出来る
だけ早くそれを受け止めたり、
まだ問題が小さい段階で
しっかり相手の話を聴いて
あげる事が重要です
それにより『自分の事を
分かってくれている』『ある
程度わかった状態で改善しよう
としてくれている』と感じる事
が出来れば、
相手もこのまま関係を続けら
れる様に自分も頑張ろうとか、
自分も改善出来る所はあるの
ではないかと考える事も
出来ます
ところが、これをせず
デマンド・ウィズドローをして
相手が不満をぶつけた時に、
とりあえず明日になれば忘れて
いるだろうとただ黙ってやり
過ごしたりすると、
それは明日になっても忘れ
られる事はなく、関係に
どんどんヒビを入れて大きな
問題に繋がっていく訳です
それが小さな不平や不満で
あっても、受け止めずやり過ご
すと人間関係の崩壊に
繋がります
これは逆に言うと、相手の不平
や不満や考えている事を
しっかり聴く事が出来れば、
関係が良くなる可能性もあると
いう事になります
男女の口げんかにおいて、男性
側が押し黙ってしまう事って
結構ありませんか？
最初は女性側の不平不満に耳を
傾け、必要に応じて意見を
言おうとするのですが、言った
事に対して何倍も言い返され
たり、10年以上前の事を
引っ張り出して来て、
反論されると『もう火に油を
注ぐのはやめておこう。。。』
といった気持ちになっても
不思議ではありません
この場合はデマンド・ウィズ
ドローにはならないのかも
しれませんが、男女共に相手が
押し黙ってしまう環境を自分が
作り出しているかもしれないと
いう事は頭の片隅に置いておく
必要があるのかもしれませんね
デマンド・ウィズドローを端的
にまとめると口げんかをする
なら、お互い相手の意見を
しっかりと聴いた上で意見を
言いあいましょう(受け止め
あいましょう)という事では
ないでしょうか？
正直わかっちゃいるけど、
なかなか実践出来ない部分では
ありますよね。。。
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