栄養に意識を向けていますか?

先日、作業療法士の大垣和也

さんにお願いして『フレイルと

サルコペニア』をテーマにした

オンラインセミナーを開催して

頂きました

 

最初はマンツーマンでセミナー

をお願いしていたのですが、

ひょんな事から1人、2人と参

希望者が出て来たので、

 

それならばと何人かの知人達に

声を掛け、結局総勢11人での

催になりました笑

 

私がこういった企画の時に意識

しているのは出来るだけ多職種

を巻き込む事

 

特に今回のテーマであった

フレイルやサルコペニアは

療法士に限った話ではないです

し、今後高齢化が進んでいく

以上、誰にでも必要な知識

ですよね

 

結果として、理学療法士、作業

療法士、言語聴覚士、看護師、

養成校教員、歯科衛生士が参加

して下さり、様々な視点から

ディスカッションする事が

出来ました

 

ディスカッションの話題に

なったのはやはり『低栄養』

 

正直ここを意識せずに理学療法

や作業療法を展開している

療法士は多いのではないで

しょうか?

 

低栄養は嚥下筋のサルコペニア

も引き起こすので、言語聴覚

にとっても非常に大切な部分

ですよね

 

『最低限栄養の指標として血液

データ(大体アルブミン値)

確認してます』と思った方は

いませんか?

 

アルブミン値は血中半減期が

21日と長く、今現在の数値

ではなく、3週間前の数値で

ある事は認識しておかなければ

なりません(フレイルを勉強し

始めてから知りました。。。)

 

同時に栄養の重要性をしっかり

と理解出来ている医師ってどの

程度いるのだろう?という話

にもなりました

 

とはいえ、指示を出す医師に

頼るのではなく、チームの誰か

が低栄養に気付いたら医師に

伝える事が出来

 

そんな関係性、チームが構築

出来ればいいですよね

 

そして、そのチームの中に歯科

衛生士がいる所ってどれくらい

あるのでしょうか?

 

お恥ずかしい話ですが、私は

理学療法士として働き始めて

歯科衛生士と仕事でコンタクト

を取った事がありません。。。

 

しかし低栄養を考える上で、

入れ歯の状態や口腔機能は

かなり大切な部分になって来る

のではないでしょうか?

 

今回ご参加頂いた歯科衛生士

さんが日本摂食嚥下リハビリ

テーション学会の認定士を

持っている方だったので、

余計に言葉に説得力があったの

かもしれませんが、

 

フレイルやサルコペニアを考え

る上で、今後は歯科医や歯科

衛生士との連携、意見交換も

必要だなと強く感じました

療法士としては低栄養を軽視

すると、患者さんが頑張れば

張る程、悪化する可能性さえ

あります

 

単純に低栄養の状態で筋力

トレーニングを実施すると、

エネルギーが不足している為、

筋肉が合成するどころか筋肉を

分解してエネルギーを作り出さ

なければならなくなります

 

その結果、皮肉な事に筋力増強

運動を行っているはずが筋力

低下運動になってしまっている

可能性があります

 

ある調査によると、回復期

リハビリテーション病棟に入院

している患者さんの約4割が

低栄養であり、療養型病棟は

もっと低栄養が進行している

可能性が高い

 

療法士は養成校で栄養について

ほとんど学ぶ機会がない為

(近年のカリキュラムは

変わっている可能性はある)

悪意なく患者さんを弱らせて

いる可能性は充分あるのでは

ないでしょうか?

 

療法士として患者さんのADL

向上させたいのであれば、私を

含む多くの療法士はもっと栄養

について学ぶ必要がある

 

今後は理学療法と栄養管理を

分けて考えるのではなく、

理学療法と栄養管理をセットで

考えていく必要があるし、

 

エンシュアやクリミールと

いった栄養補助食品等にも注目

していく事が大切なんだと

思います

 

そうなると栄養士はもちろんの

事、普段の食事量をチェック

して下さっている看介護

スタッフとの連携もより必要に

なります

 

色んな事を学べば学ぶ程、

多職種連携の重要性が身に

沁みますね

 

栄養に関してはこのPDF

かなりわかりやすいの

オススメです

 

PDFこちら

 

YouTubeでは↓の動画を参考

になさって下さい

こういった機会を作る事で、

知識を多職種で共有し、それ

ぞれの視点から意見を出し合う

事で少しずつ連携に繋がって

いくのだと思います

 

緊張すると言いながらも楽し

そうにしている大垣君が印象的

でした♪

 

参加者の為に貴重な機会を

ありがとうございました!!

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