あなたは占いに行った事が
ありますか？
あなたは占いを信じますか？
占いが好きな方、占いを信じて
いる方には誠に申し訳ないの
ですが、私は全く興味がない上
に信じておりません
私と同じ占いを信じないという
人にはそれぞれ理由があると
思いますが、今回は占いの
仕組みを心理学的に解説すると
同時に、
そこから人に好かれる為の大切
なポイントをまとめてみたいと
思います
占いには心理学でいう
『バーナム効果』が利用されて
います
バーナム効果とは、誰にでも
当てはまりそうな性格等の特徴
を言われた人が、自分にズバリ
当てはまっていると勘違いして
しまう現象の事を言います
例えば
『人間関係で悩んでいるのでは
ありませんか？』
『恋愛や将来について不安に
感じていませんか？』
こういった多くの人に当て
はまる漠然とした表現を用いる
事で自分の事を言い当てられて
いる様に信じてしまう訳です
ちなみに日本でだけ未だに信じ
られている血液型診断にも
バーナム効果が利用されており
科学的な根拠はありません
『A型の教科書』的な本が売れ
るのはおそらく日本だけなので
しょうね笑
アメリカの心理学者バートラム
・フォア氏がバーナム効果を
実証する為に行った実験が
あります
被験者に性格診断をするとして
テストを受けてもらい、後日
その結果を1人1人に渡して、
どの程度当たっているのか0
(全く当たっていない)～
5(非常に正確である)で評価
してもらいました
実は診断テストの結果として
渡した文章は、性格分析を
行ったのではなく、新聞の星座
占いを抜き出して組み合わせた
デタラメ
しかも全員に同じ文章を渡して
いたにも関わらず、その評価の
平均点は4.26と、かなり
当たっていると感じた被験者が
多かったのです
更に初めて実験が行われた1948
年以降も何百回もこの実験が
行われ、その平均点は『4.2』
だそうです
要するに性格診断や占いの信憑
性が高いとは言えないという事
になります
占いに関する心理学的な解説は
これくらいにして、別の視点
から占いについて考えてみたい
と思います
『そもそも人は何故占いに行く
のでしょうか？』
ここからは個人的な考えですが
『自分の事を話したり、考えて
くれるからではないで
しょうか？』
学生時代に卒業アルバムを
もらった時の事を思い出して
みて下さい
卒業アルバムを開いた時、まず
誰を探す事から始めましたか？
多くの人が自分探しから始めた
のではないでしょうか？
突き詰めると人は誰しも自分の
事に1番興味があり、自分の事
が大好きなんですよね
この部分を仕事やプライベート
に活かすのであれば、やはり
『相手の話を聴く』事が大切に
なって来るのではないで
しょうか？
自分の事に興味を持ってくれる
自分の話に耳を傾けてくれる
それだけであなたに対する好感
度は上がる可能性もあるのでは
ないでしょうか？
もう1つ心理学的に意識して
欲しい事は『相手にアドバイス
を求める事』
アドバイスを求める事で相手の
自分に対する好感度が上がる事
が科学的にも認められています
このテクニックを
『アドバイス・シーキング』
と言います
以前に書いた
アドバイス・シーキングに
関する記事はこちら
最後に。。。
『ちょっと待って、私は実際に
占い当たった事あるで！！』
という方もおられるかも
しれません
決して私は占いを全否定したい
訳ではありませんが、そこさえ
も心理学的に掘り下げるので
あれば『カラーバス効果』が
働いたからかもしれません
例えば占いで『年内にステキな
異性が現れます』と言われたと
しましょう
バーナム効果が上手く働けば、
働く程『私にはステキな人が
現れる』と強く思い込む事に
なります
その結果『カラーバス効果』が
働き、無意識の内に脳が情報を
集め出す(異性を探し始める)
可能性があります
まとめると占いに科学的な根拠
はないものの、占いを通じて
上手く『バーナム効果』と
『カラーバス効果』が働けば、
占い通りの未来が訪れる可能性
はわずかながらあるといった
感じでしょうか？
医療介護従事者として
『バーナム効果』と
『アドバイス・シーキング』を
上手く活用出来れば、早期に
患者さんやご家族との信頼関係
が構築出来るかもしれませんね
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