オンライン忘年会が無事に終わりました

総勢56名という多くの方に

ご参加頂くだけでなく、参加者

の熱と想いの伝わるオンライン

忘年会を開催する事が

出来ました

 

今回のオンライン忘年会では

ディスカッションのみ2時間と

いう初の試みに挑戦したのです

が、結果的に3時間でも足り

ない程ディスカッションが

盛り上がっていました

 

今回オンライン忘年会を開催

するにあたり、3つの事を念頭

に置いていました

 

他者の価値観を知る事

 

②当事者(家族)・学生のリアル

な声に耳を傾ける事

 

(他職種連携に向けて)横の

繋がりを作る事

 

ディスカッションテーマとして

『生活期リハビリテーション』

を掲げていたのですが、個人的

には急性期~生活期で働く医療

介護従事者、学生、実際に

 

生活期でリハビリテーションを

受けている当事者やご家族等が

それぞれの視点から生活期を

語る事、その価値観を共有する

事に大きな意味を感じました

 

3つの中で私が今回最も重要視

していたのが、当事者(家族)

学生のリアルな声に耳を傾ける

という事

 

関西セラピスト交流会の1つの

大きな特徴であり、企画を

考える際にいつも大切にして

いる価値観でもあります

 

事者やご家族の本音、学生が

現場についてどう考えている

のかという事を聴く機会がほぼ

ないからです

今回の忘年会の中でも

(例え障害が重度であったと

しても)家族を人として対等に

向き合って欲しい』という

ご家族からの意見が出て

いました

 

その中で例え障害を持っていた

としても

 

『本人にも医師の話を聞いて

欲しいし、伝えて欲しい』

 

という事を話されていました

 

自戒を込めてですが、医療介護

従事者の中には

(重度の障害があるし)説明

てもどうせわからないだろう』

というバイアス(思い込み)

働いている可能性もあるのでは

ないでしょうか?

 

でも本来説明を受けるべき人は

例え重度であっても障害を

持っている人自身ですよね?

 

先日、日本慢性期医療協会の

記者会見である調査結果が発表

されていました

 

要介護高齢者の長期療養・生活

施設である介護医療院において

 

『本人が参加した意思確認の

話し合いが行われたのは、

わずか1%

 

認知症の進行や疾患による意識

レベルの低下によって、本人が

意思表示出来ない、話し合いに

参加出来る状態にないという事

があるのも紛れもない事実

ですが、

 

まだ意思表示が出来るのに

主治医とご家族だけで今後

話し合いが行われている事が

あまりにも多いと私自身は感じ

ています

 

医療介護従事者側は『ご家族

だけで十分だろう』と決めつけ

てかかるのではなく、ご家族の

意思もしっかり確認した上で

話し合いに臨む必要があるの

ではないでしょうか?

 

その話し合いはご家族の為でも

ありますが、誰よりも患者さん

ご自身の為に行われているの

ですから

 

学生達に関しては、学生の

リアルな声を聴くというよりは

学生達に現場や当事者のリアル

を聴いてもらう機会に

なりました

 

前回のオンライン企画に参加

して下さったある当事者の方の

アルな声でもあるのですが

 

『患者ではなくて、その『人』

を尊重出来る人であって

欲しい』

 

こういった『人』を大切に

しようという部分が伝わって

いる様で何よりでした

 

学生達にはこれからも養成校

では学べないリアルな声を届け

ていきたいと思いますし、その

為には学生達が『参加して

みたい』と感じられる様な

企画、発信をしていかなければ

と強く感じました

 

医療介護従事者には当事者や

ご家族のリアルな声を聴く場が

必要です

 

当事者やご家族には自分達の

意見や困っている事を医療介護

従事者に伝えられる場が必要

です

 

療介護従事者には後輩になる

であろう学生達のリアルな声を

聴く場が必要です

 

学生達には現場のリアルな声を

伝えられる場が必要です

 

医療介護従事者には他職種の事

をもっと知る為の場が必要です

 

関西セラピスト交流会はオン

ライン、オフラインを上手く

活用しながら、医療介護従事者

当事者、ご家族、学生の全てに

学びがある場を提供し続けて

きたいと考えています

 

参加して学んだ事、繋がった縁

が何かしら現場に還元され、

誰かの笑顔を引き出せたので

あれば、それ程嬉しい事は

ありません

ブログに関するご意見・ご感想

等ありましたら

 

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までよろしくお願い致します