リハビリテーションについてリハ医と当事者から学ぶ

先日『リハ医とリハビリテー

ョンを語ろう会』を無事に

終える事が出来ました

 

リハビリテーションとは単なる

機能回復ではなく、活動の向上

社会参加を促し『人間らしく

生きる権利の回復』や

『ふたたび自分らしく生きる

こと』

 

その為に行われる全ての活動や

過程はリハビリテーションと

考え

 

少なくとも参加者にはリハビリ

テーションという概念には

色んな意味があるんだなという

事が理解して頂けたかと思い

ます

 

世間では『リハビリ』や

『リハ』といえば機能回復と

いうイメージが強いと思います

 

我々療法士の多くも対象者に

対して『リハビリしましょう』

と声掛けしているのではないで

しょうか?

 

正確には療法士が提供している

のは理学療法や作業療法、言語

聴覚療法です

 

『理学療法しましょう』という

声掛けにしましょうといった

堅苦しい事を言いたいのでは

ありません

 

せめて理学療法、作業療法、

言語聴覚士は『リハビリテー

ション』という言葉の意味を

理解して使って欲しいなと私は

思いま

 

今回も参加者は多岐に渡り、

医師2人と教員を含む医療介護

従事者だけでなく、当事者と

当事者家族も参加して下さり、

意見交換する事が出来ました

 

違った視点から捉えるならば、

こういう機会さえも『リハビリ

テーション』に繋がるのでは

ないでしょうか?

事者からは実際に耳が痛い

意見も出ました

 

(医療介護従事者に向けて)

患者ではなくて、その『人』を

尊重出来る人であって欲しい。

 

人が人として尊重される場が

あまりにも少ないと思います。

患者ではなく人として接して

いって欲しい。

 

誰もが尊重されたい。人とし

というところがリハビリテー

ョンに繋がるんじゃないかな』

 

どれだけ配慮したとしても対象

者は医療介護従事者に気を使っ

ている部分があると思います

 

要するに医療介護の現場って

対象者が思っている事を吐き

出しにく環境なんですよね

 

その結果、表面化していない

だけで『人』として尊重出来て

いない関わりを我々がして

しまっている可能性も否

出来ませんよね

 

だからこそ相互関係(対象者⇔

治療者)が全くない状態で本音

を話してもらう機会が必要なの

ではないでしょうか?

 

当事者や当事者家族には自らの

経験を伝えたいという想いが

あり、医療介護従事者も当事者

や当事者家族の本音を聴きたい

気持ちがあ

 

両者の想いをこういった機会を

使って上手く繋げる事が出来れ

ば、当事者や当事者家族が

『人』として尊重される関わり

ができ、結果的に『その人

らしく生きること』

 

つまり、リハビリテーションに

繋がるのではないかと感じ

ました

 

そして参加して下さった理学

法士からもこんなメッセージ

が届きました

 

お世辞にも私が現在勤務して

いる病院は向上心がある

スタッフが殆どおらず、

リハビリテーションや理学療法

について熱く語り合える仲間が

いません

 

自分の中に揺るぎない価値観を

持ち、患者さんにとって理学

療法士として、人として自分が

できる最大限のことをしたいと

思い日々仕事をしていますが、

 

賛同を得られないだけでなく、

下手すると出る杭を打たれる

始末

 

特にこの1週間は心がボロボ

になり、自分のしていること

への自信を失いかけていました

 

今日、勝谷先生のお話をはじめ

みなさんの熱い思いを聴けて、

凄く勇気づけられました

 

どんなに負の外的刺激が加え

られても、自分の中に揺るぎ

ない価値観を持ち、主体的に

患者さんと向き合っていくため

のヒントを得られた気がします

 

本当にありがとうございました

 

 

これも1つのリハビリテー

ションではないでしょうか?

 

リハビリテーションを支援する

側である療法士だって

『人』です

 

リハビリテーションが必要な時

もある

 

この機会が『自分らしく

生きる』事に繋がる事を切に

願っています

 

今回の経験を通じて、改めて

色んなジャンルの人達と意見

交換する事の重要性、面白さを

実感しました

 

ただただ意見を聴く

(インプット)だけではなく、

アウトプット(発信したり、

現場で実践する事)を大切に

していきたいですね

 

 

そしてまた次の意見交換する

機会を作りだしていこうと心に

決めました

ブログに関するご意見・ご感想

等ありましたら

 

こちら

 

までよろしくお願い致します