コミュニケーションにおいて
『会話が続かない』こんな悩み
を抱えている人は案外多いの
ではないでしょうか?
そんなあなたはこう考えては
いませんでしょうか?
『何を話せば良いのか
わからない。。。』
コミュニケーションで大切な事
は話す事よりも聴く事
つまり『何を話すか』よりも
『何を聞く(質問する)か』の
方が大切になって来るんです
人によって価値観は異なるかも
しれませんが、多くの人は自分
の話を聴いて欲しい生き物
だからです
例えば、外来業務で新患を担当
する事になったとしましょう
卓越した技術を持っていない
私は、患者さんの症状を緩和
させる為にある程度リピート
(継続通院)して頂く事が必要
です
その為に私が意識している
事は2つ
初回に何かしらの変化を出す事
と質問をする事
変化を出す事に関しては説明
不要だと思いますので、今回は
『質問する』目的について
考えていきましょう
2017年にハーバード大学が
モテる人とモテない人の会話の
違いを調べています
この調査では、過去のお見合い
パーティーでの男女の出会いに
関するデータから110人分の
会話記録をチェックして
モテる人はどんな会話をして
いるのかを調べています
ここでの『モテる』というのは
最初に会ってその後にもう一度
会ってもらえるかという事
結果として、モテる人は質問の
量がとても多い事がわかって
おり、
15分で9回以上質問をした人は
質問が少ない人(15分で4回
以下)の人に比べて格段に
好かれやすいという事が
わかっています
この研究では質問をするほど
好感度が上がるという事だけで
なく、どんな質問が効果的
なのかという事も調べて
くれています
それはフォローアップクエス
チョンです
フォローアップクエスチョン
とは
『相手が発した言葉を繰り
返した上で質問する』
心理学的に言えば
『オウム返し』+『質問』を
すれば良い訳です
何でもかんでも根掘り葉掘り
質問をする事は相手に不快感を
与える可能性がありますが、
相手の興味がある事をフォロー
アップしていくので、不快感は
生じにくいのではないで
しょうか?
せっかくですので1つ会話例を
挙げてみましょう
事前情報で対象者がプロ野球が
好きだという知っていた場合
(AさんとPTの会話)
PT:
Aさんはスポーツとか見られ
ますか?
A:
プロ野球が好きなんよ
PT:
プロ野球がお好きなんですね
ちなみにどこを応援されて
いるんですか?
A:
千葉ロッテマリーンズ
PT:
えぇ!!ロッテファンなん
ですか!!
実は私もロッテファンなんです
が、何故ロッテなんですか?
A:
本当?それは珍しいね笑
父親が熱烈なロッテのファン
だったからさ
PT:
お父さんの影響なんですね
試合とかはよく見に行かれるん
ですか?
A:
年に何回かは千葉まで行くよ笑
PT:
千葉にも行かれるんですね
特に応援されてる選手とかは
いるんですか?
こういった感じでフォロー
アップクエスチョンを活用して
いけば、相手に不快感を与える
事無く質問する事が出来ます
他にも
『今年のペナントはどうなると
思いますか?』
『思い出に残っている試合は
ありますか?』
といった質問も出来るのでは
ないでしょうか?
この例では相手に同じロッテ
ファンだという事を認識して
もらう事で
『共通項・類似性の原理』も
活用しています
千葉ロッテファンという少々
レアな共通項を見出す事でより
親近感を感じてもらいやすく
なる訳ですね
全ては対象者との信頼関係構築
とリピート(継続通院)して
頂く為
リピートするという事は接触
機会が増えるという事
結果的に『単純接触効果』が
働く事にもなり、好感を感じて
もらえるキッカケにもなって
いく訳ですね
フォローアップクエスチョンは
初対面の人にも使えて、会話
にも困らない非常に便利な手法
です
話す事に苦手意識がある人、
何を話して良いかわからない人
は『質問力』を磨く事から始め
てみてはいかがでしょうか?
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