臨床実習で苦しみ、不合格となり退学する事になった学生さんの親御さんから全国の指導者達へ

ため息が出ると同時に情けない

気持ちになりました。。。

 

先日、療法士を目指していた

生さんの親御さんから

メッセージを頂きました

 

その学生さんは臨床実習が非常

に辛い体験となり、結果として

不合格、そして退学を決断

されたそうです

 

全てをお聞きした訳ではありま

せんが、学生さんは指導者の

動に苦しめられていたそうです

 

了承を得ましたので、学生さん

の親御さんから全国の指導者に

向けての願いをシェアさせて

頂きます

 

1人でも多くの指導者、養成校

教員に読んで欲しいと思います

ので、この記事に辿り着かれた

方は是非僚や友達ともシェア

して頂けると幸いです

 

全国の理学療法士の実習指導者

さんへ

 

理学療法士の学生さんは、一人

で実習場に向かい、一人で

頑張っていることが多いのでは

ないでしょうか

 

どうぞ相談しやすい雰囲気で

学生を迎えて下さい

 

指導者さんに向いてないと言わ

れて、落ち込んだり、自分を

追い詰めてしまう学生さんも

いると思います

 

向いてないと学生に言葉を

発した時、ちょっと立ち

まって考えてほしいです

 

それが指導者さんのものさし

なのではないか?と考えて

ほしいです

 

学生の実習の成果は指導の結果

だと考えてほしい

 

学生さんがイケてなかったら

生を攻めるのではなく、自分

の指導を見直してください

 

理学療法士さんのお仕事は、

者さんの持っている力を引き

出すことが出来る素敵なお仕事

だと思います

 

学生さんの、持っている力も

引き出して下さい

 

今回の学生さんは定番の

『療法士には向いていない』

だけでなく

 

『お前みたいな能力の低い学生

を持つと教員は困るだろう』

 

という言葉を投げかけられたり

一緒に実習に来ていた他校の

学生さんの前で

 

『こんな事もわからないで実習

に来ているのか』

 

といった事も言われたそうです

 

私はやはり不思議で仕方

ありません

 

こういった声掛けをする目的が

解出来ないからです

 

他校の学生さんの前でこう

いった言葉を用いる目的が理解

出来ないからです

 

指導者には認識しておいて

欲しい

 

仮にこういった指導者の言葉を

暴言と捉えると、その影響は

実習生だけに留まらないのです

 

ある研究結果によると、暴言を

吐かれた本人の処理能力が61%

低下・創造性が58%低下します

 

周囲の人の処理能力が33%低下

創造性が39%低下します

 

ただ目撃しただけでも処理能力

25%低下・創造性が45%も低下

するそうです

 

つまり、1人の指導者の暴言が

実習生本人だけでなく、周囲の

スタッフや他校の実習生、突き

詰めれば他職種まで悪影響を

与えているのです

 

米ストレス協会の報告によると

私達が受けるストレスの多くは

他人からもらった『セカンド

ハンド・ストレス』と言われて

います

 

カリフォルニア大学リバーサイ

ド校のハワード・フリードマン

士とロナルド・リジオ博士の

研究によると、

 

不安を言葉や非言語で強く表現

している人が視界に入ると自分

も同様の感情を経験する可能性

が高く、脳に悪影響を受けて

しまうことが分かっています

(『情動感染』ともいう)

 

また別の研究によると被験者の

26%がストレスを感じている人

を見ただけで自身のコルチ

ゾール(ストレスホルモン)

レベルが高まったというデータ

もあります

 

暴言や不機嫌な態度がいかに

周囲に悪影響を与えているのか

理解出来ましたでしょうか?

 

最近私が読んでいる本には

こんな事が書かれていました

 

 

『夢』という言葉について調べ

てみると、アメリカの辞書には

 

【夢とは強く願い、努力すれば

実現できるもの】

 

と書かれていました

 

ところが、日本の辞書には

 

【夢とははかないもの。叶わ

ないもの】

 

と書かれていたそうです

 

そして続いてこう記されて

いました

 

際日本人には『あきらめた』

んじゃなくて『あきらめさせ

られた』人の方が圧倒的に多

のです

 

【夢とははかないもの。叶わ

ないもの】だと思い込んでいる

色んな人達によって。。。

 

そう書かれていました

 

指導者の仕事は実習生に夢

(目標)を諦めさせる事

でしょうか?

 

指導者の仕事は実習生に社会の

現実を教える事でしょうか?

 

違いますよね。。。

 

も多くの実習生と関わって

来て、指導者がイライラして

しまう気持ちも理解出来ます

 

『療法士にして大丈夫だろう

か?』そう感じた事も正直

あります

 

でも今一度親御さんの言葉

思い返してみましょう

 

それは指導者のものさしなの

ではないか?

 

私を含む指導者の何気ない言動

が実習生の将来に影響を及ぼす

可能性があります

 

それであれば指導者として、

療法士の先輩として、おそらく

は人生の先輩として後輩に少し

でも良い影響を与えられる存在

を目指しませんか?

コメントをお書きください

コメント: 1
  • #1

    shinji Ohnishi (土曜日, 01 2月 2020 02:34)

    保護者からの的確なコメントに「いいね」。
    それからこれを取り上げた、三日月さんに【いいね」。

    私が十年以上前に詠んだ川柳です。これは実習指導の結果を嘆いて、熱心な実習指導者に向けて、私の思いを言語化しまものです。学生指導に特に熱心で、それも善意でやるから困ったものです。
     
    「もういいかい、(実習)指導と称した学生つぶし」

    悲惨なのは、善意で一生懸命にやるけれでも、結果として、逆効果のことが生じていることに、気が付かない援助側の問題だと思います。
     
     「善意で一生懸命にやれば、方向性が間違うと・・・・」

    今、おきていることは、教育の現場や職場でよく見かける状況です。

    わたしも、つい、良かれと思い、よく考えて発言したつもりが・・・、結果的に相手のパフォーマンスを低下させている「私、自身の言葉」や私の「態度」に落ち込むときがたくさんあります。

    なかなか気が付かないものですね・・・。なんったて、良かれと思っって、それも善意で、一生懸命に取り組むから、方向性が違うのでさらに逆効果の結果を生みます。

    【援助」とは・・・。「真の援助」とは?

    いま日本での高校までの教育方針が「褒めて育てる教育」ですが、常にこればかりではない現実生活を待ち受けている。

    困るのは、高校を卒業した日本の若者です。
    善意で取り組んだ教える側が、目先の「効果」に飛びつき、偏った教育方針の結果として、すぐ辞めてしまう実習生や新卒者が多くなっている。理想と現実のギャップに苦しむのは卒業した高校生です。

    日本の教育そのものに問題があります。
    でもこれが、日本の教育方針の現実ですから・・・・。

    さて、どのように、とりくむのか?それが問題です。
    いつも、思うのは、それって「教育?」。

    困っているのは、高校生、それを受け入れる側、サポートする家族。褒めて育てることに極端に傾くことで、みんなが困る結果になってしまいます。

    だから、その褒めるだけが、全てではない・・・。

    だから創造性や学習効果を高めるために、

    学生さんの心理状況に応じた効果的な発言と態度を考えるしかないのですが・・・。援助する側も人間ですから・・・感情的になりますね。
    感情の動物である「ひと」を効果的に援助方法する方法とは、どうすればよいのかを個別に考えるしかないのですね。

    長文でごめんない。久々に・・・一言。