臨床実習に関する裁判が今日結審します

 

近畿リハビリテーション学院

夜間部に在籍していた実習生が

臨床実習中に自殺し、ご遺族が

養成校と実習先を訴えた裁判

 

地方裁判所では原告の全面勝訴

でしたが、被告側が即日控訴し

今回の高等裁判所での結審に

至っています

 

裁判に関してはこちら

http://ptjisyu.com/schedule.html

 

 

この裁判を通じて、国会にも

臨床実習問題が取り上げられ

ました

 

この裁判を通じて、全国の指導

者が自らの指導方法を見直した

でしょう

 

臨床実習の形が大きく変わろう

としている一端にもこの裁判は

関係している事でしょう

 

私自身がブログを通じて情報

発信を始めた理由も『自殺する

実習生を減らしたい』という

想いからでした

 

今回の結審が療法士業界に

とって大きな意味を持つ事は

間違いありません

 

この裁判、事実を知らなかった

いう学生達は今からでも

知っておいて下さい

 

そして同級生や後輩達にも

教えてあげて下さい

 

この裁判、事実を知らなかった

という指導者は。。。

 

無礼を承知で今回はハッキリ

わせて下さい

 

『あなた指導者として大丈夫

ですか?』

 

あなたの目の前の実習生が同じ

事になる可能性は0では

ありません

 

それはもちろん私も同じです

 

近畿リハビリテーション学院

では2人の実習生が臨床実習中

に自殺しています

 

でもこの問題は大阪だけの問題

はありません

 

たまたま表面化したのが大阪

だという事ですね

 

表現が適切かどうかわかりま

せんが、結果として私は表面化

して良かったのではないかと

考えています

 

表面化しなければ『誤った指導

をすれば実習生は死ぬんだ』と

いう事が理解出来なかった

でしょうから

 

裁判の結果は全国ニュースや

インターネット、新聞等でも

取り上げられるかもしれません

 

業界としては『恥』であり、

療法士のイメージダウンに

繫がるのかもしれませんが、

それで良いのだと私は思います

 

どの様な結果であろうと、臨床

実習で実習生が自殺した事実に

変わりはありません

 

時は流れても全国の療法士達は

この事実を忘れてはいけないと

思いますし、同じ事を繰り返さ

ないのは当然ながら、後輩達に

も伝えていかなければならない

事ですね

 

『こんな記事だけ書いてあなた

は何が出来るんですか?』

 

一部の人から言われる事が

あります

 

恥ずかしい話ですが、私に

出来る事なんてほとんど

ありません

 

 

『私の経験を伝える事』

 

『実習に活かせそうなコミュニ

ケーションや心理学を紹介し

身も学び続ける』

 

『実習に関する研修会に参加

 

『学生達が色んな療法士と交流

出来る場を作る』

 

そうやって学んだ事、感じた事

を発信する事で様々なご指摘を

頂きながらより良い実習指導を

皆さんと一緒に考えていきたい

です

 

療法士なら誰もが耳にした事が

あるであろう臨床実習の闇の部分

 

指定規則改正、臨床実習指導者

研修等の動きはありますが、

大きく変わるには時間がかかる

と思います

 

その間にも苦しむ実習生は全国

にいる事でしょう

 

そういった待ったなしの実習生

達の力に少しでもなりたい

 

ブログやSNS、交流会等私が

使えるありとあらゆる媒体を

用いて想いを伝えていきたい

 

私の想いが届くのは極々僅かな

人数でしょう

 

それでも黙ってみているよりは

マシです

 

たった1人でも目の前の実習生

を助ける、勇気付ける事が

出来るならそれでいいんです

 

どれだけ馬鹿にされようと、

どれだけ批判されようと1人の

実習生が自殺しないで済むの

なら意味はあるはずなんです

 

そしてそういった状態から立ち

直り、療法士になった人が自ら

の経験を力に変えて良い指導者

になってくれたら最高ですね

 

療法士は目の前の患者さん、

利用者さんを元気にして笑顔を

引き出す仕事ですよね

 

患者さんや利用者さんには

出来て、実習生には出来ない事は

ないはずです

 

私は思う

 

実習生に必ずしも『(技術的に)

凄い』と思われなければなり

ませんか?

 

私は『技術』よりも『人間性』

を評価された方が嬉しいです

 

 

そしてそういう人の方が実習生

に寄り添えるんじゃないかなと

感じています

 

変に『育てなければ』と思う

必要性もない

 

『一緒に成長していこう』

 

そんな姿勢が指導者には必要な

 

のではないでしょうか?