臨床実習で挫折した学生さんへ伝えたい事

 

ある療法士を目指していた学生

さんからメッセージが来ました

 

学生さんに了承を得たので

シェアさせて頂きます

 

私ごとではありますが実習で

つまずき、作業療法士の学校を

やめることになりました

 

励ましの言葉やタイムラインで

見る先生の姿に励まされ同時に

実習で、色んなプレッシャーに

負けてしまいました

 

私は先生の投稿が大好きです

 

自分の経験からたくさんのこと

を教えてくださり真剣に皆さん

と向き合っている姿、私は尊敬

しています

 

今後も陰ながら先生の投稿を

しみにみさせていただきます

 

どの様な経緯で養成校を辞める

事になったのかは私には

かりません

 

養成校を辞めていく子の中には

 

『別に本気でやりたい事が

見つかった』

 

と前向きな自主退学を選択する

子も確かにいます

 

メッセージをくれた学生さんと

やり取りしている中で

 

まだやっぱりみんなの事を

ましく思っている自分がいる』

 

という言葉があり、作業療法士

になりたかったけれど、何らか

の理由で退学する事を選んだん

だなと私は感じました

 

『実習のプレッシャーにすら

勝てない人は療法士に向いて

いない』

 

こういった事を言う人もいます

が、結局の所どの程度の

プレッシャーがかかっていたの

かは当人にしかわからない

事です

 

我慢に我慢を重ねていると、

最悪の展開になる可能性だって

0ではありません

 

命さえあれば、新たな道が

見つかる可能性だってある

 

療法士だけが生きる道ではない

と私は思うんです

 

私は理学療法士という仕事が

好きです

 

理学療法士になれて良かったと

感じていますし、全国各地の

養成校にいる後輩達にも理学

療法士になって欲しいと思って

います

 

『療法士という仕事はやりがい

のある良い仕事』

 

これはあくまでも私の価値観で

あり、掘り下げると私は理学

療法士以外の仕事を経験した事

がないんです(バイト程度は

ありますが。。。)

 

圧倒的多くの療法士が私と同じ

ではないでしょうか?

 

当に療法士に向いているか

なんて自分にはわからないん

ですよね

 

だって他の仕事を経験した事が

ほとんどないんですから。。。

 

そういう意味で考えると、

指導者の

 

『あなたは療法士には向いて

いない』

 

という言葉もいい加減なもの

かもしれませんね

 

同じ様にメッセージをくれた

学生さんも、今は作業療法士に

なれず辛いかもしれません

 

でも逆に考えると作業療法士に

なれなかった事で『本当に

めぐり合えて良かった』と

感じる仕事が見つかる可能性

だってあるのではないで

しょうか?

 

私の知り合いの中にも養成校

時代に挫折し、今は福祉用具を

取り扱う店で働いている人や

介護福祉士として働いている人

もいますが、皆楽しそうに仕事

をしています

 

作業療法士になれなかったら

人生が終わる訳ではありません

 

作業療法士になれていたら人生

バラ色とも限らないと

思うんです

 

私の知っている後輩は昨年末で

働いていた職場を退職し、今は

無職ですが、行きたい所に行き

会ってみたい人に会ったりして

います

 

当然お金は減る訳ですが、

きっと

 

『今しか出来ない時間と

お金の使い方』

 

をしているんだろうなと思い

ながら見ています

 

正直ちょっとだけ羨まし

くらいです。。。笑

 

ちょっと変わった捉え方を

すると、学生さんは同級生達と

違って自由に使える時間が

増えたんです

 

無責任だと言われるかもしれま

せんが、いいじゃないですか

1年くらい自分のやりたい事に

お金と時間を使っても

 

まだまだ若いんですし、やって

みたい仕事にチャレンジし、

稼いだお金で行きたい場所に

行き、会ってみたい人に

ってみる

 

その1年の経験がこれからの

人生の糧になる可能性もあるで

しょうし、新たな道が開ける

かもしれない

 

どこかにタイムリミットは設け

る必要はあると思いますが、

 

だただ後悔しながら悶々と

した1日を過ごすよりも、自分

のやりたい事に1日を使って

クワクして過ごして欲しい

です

 

最後にもう一度だけ

 

『療法士だけが生きる道

ではない』

 

挫折は過程

 

挫折を乗り越えた時に人は強く

なれるんだと私は信じています