臨床実習不合格になった学生さんのリアルな声

 

 

過去に臨床実習不合格になった

学生さんから頂いたメッセージ

 

とてもリアルな心境が綴られて

います(学生さんには了承を

得ています)

 

ずっと心の中に残っているのは

 

『自分の興味のある患者だけ

だね』と言われたこと

 

なんというかあの状況で自分に

できることは勝手に興味を

もって、なんとか合間をみて

質問させてもらうことだけ

だったから

 

これを言われてしまっては何し

に実習にいってるのか本当に

わからなくなってしまった

 

『こちらも忙しい中無理をして

実習生を受け入れている』

 

実習生の立場からしたらふざけ

るなと言いたい

 

そこそこのお金をとっておいて

最初の挨拶すらまともにできな

い人間が指導者とはなんなのか

 

『実習指導者は神なのか?』

 

 

無理してまで受け入れて

もらって有難いのは学校だけ

 

他の実習先を探す手間が

省けるから

 

学生側からしたらろくに指導も

受けられない上に雑用の小間

使いを強要されるだけで全く

もって迷惑極まりない

 

実習指導者がそう言うなら

間違いない

 

お前みたいな未熟な実習生の

考えの至る所ではない

 

『実習というのは厳しくて

理不尽で当たり前。みんなそれ

を乗り越えてきている。自分ら

の頃はもっと厳しかった』

 

意味のわからん同調圧力

 

どんな理不尽にも耐えなければ

ならない実習生という立場

 

長い目でみたら短い期間では

あるけれど、もう一度あの

理不尽に耐えられるかといわれ

れば、やはり無理と言わざるを

得ない

 

以上

 

先日ある養成校教員と話をする

 

機会があったのですが、大野

裁判をキッカケに少しずつ臨床

実習を取り巻く環境は良く

っている(理不尽な指導は

減っている実感がある)との事

でした

 

ただ来月大野裁判の判決が出る

事すら知らない療法士が多いの

も事実でしょう

 

残念ながら大野裁判すら認識

出来ていない療法士がいるのも

事実でしょう

 

それはとても怖い事だと感じて

います

 

いわゆる臨床実習における負の

サイクル

 

これが何故起きるのか?

 

何故止まらないのか?

 

ここが未だに誰にもわからない

のだと思います

 

『自分らの頃はもっと厳し

かった』

 

そんな事知らんがな!!

 

『自分らの頃は複数レポートを

書かされていた』

 

そんな事知らんがな!!

 

分が受けた実習指導しか参考

にするものがないという心理は

理解出来なくもないですが、

 

 

その指導が辛く、しんどいもの

であったのならば

 

『何故、そう感じたのか?どこ

にその原因があったのか?』

 

を臨床推論出来るのも療法士

ではないでしょうか?

 

担当していた外来患者さんが

良くもなっていないのに急に

来なくなった

 

担当していた入院患者さんから

当変更を希望された

 

療法士として『何故?』と考え

るはずです

 

同じ様に目の前の実習生が苦し

んでいる時に『何故?』と考え

ましょうよ

 

 

『実習生の出来が悪い』

 

『実習生にやる気がない』

 

と決めつけていませんか?

 

実習生にプレッシャーをかけ

続けていませんか?

 

実習生のやる気を削ぐような

声掛けをしていないですか?

 

そこを怠ると、今一度悲しい

事件引き起こすのはあなた

かもしれませんよ

 

事が起こってしまってからでは

遅いんです

 

 

実習生のご両親を目の前にして

あなたは言えますか?

 

『お子さんの出来が悪かったん

です』と。。。

 

いよいよ実習の形式が大きく

変わろうとしている

 

実習指導者も研修を受けなけ

れば出来なくなる

 

実習生をいじめて楽しんでいる

様な指導者が研修を受けず、

意味もなく苦しむ実習生が減る

事をただただ願うのみです